テルマリウムSTORY
世界のスパ温浴から刺激を受け、日本のスパ温浴に貢献しているテルマリウムSTORY
社名の「テルマリウム」は、古代ローマ浴場から脈々と受け継がれている入浴法「温熱浴」を現代に応用した温浴装置=テルマリウムが由来です。
「温熱浴・・テルマリウム」とは?
健康の源=免疫体系を、守っているのは身体の熱バランスといわれてます。熱バランスを整える方法が「温熱浴」です。 「温熱浴」は、輻射熱を利用するため、空気を拡散せず、バクテリア、埃、病原菌の拡散、皮膚の乾燥を防ぎながら身体に負担なく、 楽に発汗することができる循環器系に非常に良い入浴法です。 「温熱浴」は、効果の異なる3種の温度があります。これを1つのキャビン(浴室)で、 自由に作り出す装置が「テルマリウム」です。
スパ温浴のトレンドは、
本場ヨーロッパから!
1959年~ ドイツ
ドイツで提唱された「ゴールデンプラン」は、「スポーツ フォア オール=健康は人間にとって黄金のように尊い」という思想のもと、 国民一人あたりの運動する面積を定め、運動場、プール等のスポーツ施設を造るプロジェクトが進められました。
日本でも
公共施設、学校、スポーツクラブ、フィットネスなどプールを備えた「運動系施設」が増え、その後、エグザス、ティップネス、コナミなどの「フィットネス+温浴」施設がトレンドとなりました。その後は、水廻りがコンパクト、シンプル化した施設が主流となっていきます。 例)ゴールドジム、24hフィットネスなど
1980年代
ゴールデンプランの一環として造られてきたスポーツ施設に替わり、 新たに「フライツァイト=余暇」という考えを取り入れた「テルメ」が中心となる新しい思想が生まれました。
テルマリウムは
「テルメ」に刺激を受け、国内にはスパ温浴がまだない中、前進のサニタス研究所にて、スパ温浴のコンサルタントとして事業を開始します。
憧れのラグジュアリーホテルスパ
1990年代
インターナショナルラグジュアリーホテルの日本進出に伴い、ヨーロッパのスパ・温浴システムを部分的、 全体的に取り込んだ本格的なスパエリアを備えるホテルが多く開業しました。
テルマリウムは
ヨーロッパ最大のスパ展示会「インターバード」でオーストリアの温浴システムメーカー 「テルマリウム」と出会います。 そのシステム、心地の良さに魅せられ、社名も「テルマリウム」とし、国内にて拡販を開始しました。
テルマリウムは
ヨーロッパのスパ温浴システムをベースにした 特殊温浴設備を手掛けるようになります。 特に、インターナショナル・ラグジュアリーホテルにおいては、ブランドスタンダードに、国内の状況を加味した計画。 特殊温浴設備の設計施工を、多数手掛けました。
例)ペニンシュラホテル、シャングリラホテル、パレスホテル、アマン東京など、特に、東京駅丸の内周辺のラグジュアリーホテルにおいては、約6割を手掛けました。
日帰り温浴
「スーパー銭湯」の躍進
国内では
「スーパー銭湯」というレジャー色の強い、大型の施設が増え始めます。
例)ラクーア(8,000㎡~)、大江戸温泉、物語、庭の湯(3,500㎡~)
その後、中型(1,500㎡~3,000㎡)で、「風呂+サウナ+岩盤浴」を備えた全国展開をする施設が躍進します。
設備微機器の提案だけではなく、
新しい「すごし方」の提案へ
テルマリウムは
これまでのホテルスパの概念から脱却し、スパ事態が宿泊の目的となるような提案=すごし方の提案をはじめます。
<すごし方の提案>
●これまでの大きなプールは夏場以外の集客に貢献しないため、
通年集客する策として「サウナ・スパ温浴の充実を提案。
●ハダカ浴と、水着浴のエリア構成を重視することで利用しやすい導線を提案。
●サウナ、岩盤浴、クールルームと、「本格的な温冷浴設備」を設けることを提案。リピート利用に貢献。
例)S-WAVE(大磯プリンスホテル)
国内の動向は
「ラグジュアリーホテルスパ」 マンダリンオリエンタルホテルがアジア系ラグジュアリーホテルでは初進出。 これまで一般的だった「プール+フィットネスジム」から「温浴+トリートメント」の充実へと変化。トレンドが大きく変わりました。 現在においてもこのトレンドは続いています。
小型〜中型の日帰り温浴も新しい時代に。これまでの「風呂+サウナ」からアイテムバランスを変えることで新しい客層を開拓すことに成功。 サウナブームの一翼を担っています。
例)かるまる池袋
さらに差別化が求められる時代へ
テルマリウムは
連立する、大型の国内温浴施設、スパ施設を併設したホテルにおいて、差別化の為のアイディアを次々と打ち出します。
例)唐津シーサイドホテル
単に設備をラインアップするだけではなく、「ローマンアイリッシュバス入浴法」という、入浴の仕方の提案と、入浴方法に沿った設備ゾーニングを提案しました。
テルマリウムは
海外、韓国、中国、台湾にも続々とホテルスパ以外の大型温浴施設のプロジェクトが活況になり、 テルマリウムは、「日式」の持つ高いクオリティーを武器に様々なプロジェクトに参画します。主にコンサルティング~基本計画を担いました。
例)韓国 新世界百貨店の温浴エリア
韓国と日本の入浴文化をミックスしたショッピングモールの中のハイセンスな温浴施設。
そして次なるステージ「健康」へ
2000年代~
ドイツ。オーストリアに「メディカルスパ」という新しいコンセプトの施設が出来はじめます。 これらの施設では、心身ともに健康でいるため、自己治癒力を活性化(予防と再生)するプログラムなどを提供します。 パーソナルなプログラムの選定と、プライベートを重視したゾーニングと洗練された空間デザインで、世界中の富裕層から注目されています。 多彩なプログラムの中でも、「温浴」は重要な役割を担っています。現在のターゲットは富裕層ですが、今後、形態を変化させながらも普及すると考えられています。
例)LANSERHOF
テルマリウムは
施設に出向き、自ら体感する活動を繰り返すことで、蓄積した膨大な情報と知識、 そして、多数の実績をもとに、国内外のプロジェクトを手がけています。